お寺の由来

松尾山縁起(天平古記録)

- 舎人親王開基、日本最古の厄除霊場 -

千手千眼観世音菩薩立像
千手千眼観世音菩薩立像

松尾寺は、養老2年(718)、天武天皇の皇子舎人親王が、勅命による日本書紀編纂の折、42歳の厄年であったため、日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場です。

 

親王が松尾山に参詣修行し、ご祈願の養老2年2月初めの午の日、東の山に紫の雲たなびき(瑞雲)、千手千眼観世音菩薩が天降りご出現なされたという「松尾山縁起」により、国運隆昌・国体安穏を祈祷申し上げる勅願寺として、歴代皇室の御叡信厚く、後水尾天皇も御持仏の如意輪観音を下された由緒ある寺です。

- 舎人親王開基、日本最古の厄除霊場 -

ご本尊の厄除け観音は、千の手、千の目をお持ちになる千手千眼観世音菩薩(秘仏)で、図り知ることの出来ない広大な慈悲の力を備えられ、殊に霊験あらたかと伝わります。

十一面観世音菩薩立像
舎人親王
創建時の鐙瓦(養老年間)
創建時の鐙瓦(養老年間)

松尾山詣り

(まつのおさんまいり)やくよけ祈願

毎年初詣(1月~)2月~3月の厄除まつり、並びに初午(はつうま)の日等、例祭日曜祝祭日には遠く全国各地より “まつのおさん詣り(やくよけ祈願)”に訪れる善男善女で境内も参道も大変賑わいます。

石造十三重塔と三重塔
石造十三重塔と三重塔
本堂
本堂
閼伽井の水
閼伽井の水
七福神堂
七福神堂
神霊石の大岩
神霊石の大岩